共鳴り

清人と仲良くなったのは、それから1週間後くらいやったろう。


俺は当然のように清人に対してムカついたままやってんけど、屋上でバッタリ会って。



「お前、ライター持ってる?」


そう声を掛けてきた。


呆れ返ったわ。


謹慎明けで、速攻屋上で喫煙。


まぁ、俺も煙草吸いに行ったわけやから、人のこと言えんけど、まぁそんなむちゃくちゃな男やった。



「つーかお前、俺を殴った金髪だよな?」


「その前にクラスメートや、ボケ。」


「あぁ、そうか。」


そして彼は、ふっと口元を上げる。



「格好良いね、その金髪。」


「なら、お前もしたらえぇやん。」


「いや俺、頭皮弱いから。」


ちょっと構えてた俺に、清人はそう、真顔で答えた。


コケたわ。


コイツは本気で言ってて、天然ちゃうんか、って。