罰としてのハイセキュリティエリアの使用は、本来の用途と異なり、皆様が不審がられるのはごもっともです。

しかし、当部におけるシステム資源がいかに大切なものなのかを理解していただきたいという思いから、私はあえて苦肉の策としてハイセキュリティエリアでの罰を与え、見せしめにしたのです。

本件により彼は先週の内にマイコプラズマを発症し、抗生物質と気道確保の為のシロップを飲みながら、細々と開発を行っているそうです。

昼休みも食堂に出ることを許可していませんので、毎日中華料理居酒屋「四川」の胡麻団子を差し入れして毎日それを食べて貰っています。

お昼に甘いものばかりを食べてもらうのはかわいそうではありますが、いたし方のないことなのです。ご理解下さい。
 
さて、本日は重大な発表がございます。

当部は基盤開発グループ、業務開発グループ、管理グループ、などいくつかのグループ分けがなされていますね。

この組織改変を行います。

現在急務となるのは新システムの開発ではなく、新たなシステム資源の確保であります。

本日ここに、システム資源発掘グループの新設をさせていただきます。

そうですね、言いやすいようにマクリブ探検隊と呼んで頂いても結構です。

全てのグループから職階や現在担当されている業務を勘案せず、無作為に80名の発掘グループを昨夜、夢うつつに抽出いたしました。

皆さん、そんな悲哀に満ちた顔をなさらずに。

これこそビッグプロジェクトであり、名誉ある仕事なのですから。

さてこの80名を陸・海・空の3隊に分け、それぞれの持ち場でシステム資源を確保して頂きたいと思います。

C-NETの部内共有掲示板に選ばれしメンバーを貼り付けていますので、該当の方は今までの業務を投げ出して早速発掘作業に移られてくださいね。

1階の守衛さんに頼んで軍手やスコップやつるはしも用意してもらっています。