前田洸樹が出て行っちゃう。 それなのに何も言ってない。 自分の気持ちも、お礼も。 縷縷も言ってた、ちゃんと話せって。 今を逃すともう話せないんじゃないかと不安がよぎる。 でも言葉が出てこない。 なんて言ったらいいのか分かんない。 前田洸樹がドアに手を掛けた瞬間だった 「ま、待てこのクソ野郎ー!!!」 「……は?」