先に着いていた縷縷と葵クンが楽しそうにしているのを私は気にせず縷縷の手を引っ張った。






緋「縷縷、帰るよ!!」






縷縷は状況と雰囲気から読み取ったのか携帯で私の執事に迎えを頼んでいた。









私の心はなぜか空っぽになった。







この空っぽの原因もさっきからの胸の痛みも今の私には分からなかった。










ううん。









多分、分かりたくなかった。