「ななみ!ななみ!
起きろよ!」


「んっ…なに?
…え!!!」


目を開けて私は驚いた。
だって、目の前に居るのは
駿だったから。

死んだ筈の…。


「なに驚いてんだよ。
俺になんかついてるか?」

「いや…なんもついてないけど」


「じゃぁ…行くぞ。
早く行かねぇと…
入学早々遅刻だ。」

「入学?」


私は頭に[?マーク]を浮かべた。


「なにポカーンとしてんだ!
今日は入学式だぞ!」


「あ!そっか。」


よく見ると制服を着ていた。
確か…この制服は高校。
そう…通っていた
桜ヶ丘高校。


なんで…。
っていうか私…なんで?
戻ってるの?
時間が。


そんなバカな!