あたしの前を通り過ぎて、出口に向かう義人の腕を掴んだ。 「待って…。」 そう言って泣きそうになるあたしを見て、立ち止まってくれた。 「言うのか?」 俯いていたあたしはコクリと首を振った。 「絶対に怒んないって約束してくれる?」 「はぁ?内容による。」 えぇ…。 さすがにこの内容は怒るよね。 「やだ、怒んないって約束して!」 義人の腕を持つ手に力が入ったあたし。 「はぁ…。」 義人は大きな溜め息を吐き、地面に座り込んだ。