それだけ言って部活に向かった義人。 まったく!女心が全然わかってないんだから! プイっとほっぺを膨らまし鞄を持つ。 あたし達のやり取りを少し離れて見ていた梨香が、 「だいぶ多栄にべた惚れなんだね~!」 ニコニコして言われたけど、 「べた惚れ?ないない!いつもわがままばっかだし…。」 溜め息を漏らしながら言う。 「多栄にしかわがまま言わないのがいいんじゃん!わかってやんなよ~。」 そう言って手を振りながら梨香は帰って行った。 わがまま言われるあたしの立場にもなってよねっ。