「よしっ!」 そう言ってあたしの頭をポンと押さえた。 その仕草にキュンと胸が高鳴る。 だって、こんな事された事ないんだもん! 手を繋いでくれたり頭を撫でたり…、今日の義人にはドキドキしっぱなし。 まだあたしのほっぺにはほんのりと義人の手の温もりが残っている。 こんな事されると、調子くるっちゃうよ!! 「そろそろ行かないとなっ。多栄の親も心配するかもしんねぇなぁ…。」 どこか寂しそうな義人の声が堪らなく愛しい。 心配までしてくれて、ちゃんとあたしを想ってくれているなんて嬉しすぎる。