俯いていたあたしは、パッと上を向き言い訳を言おうとした。 「違うの…、あれは携帯小説を読んでただけ!!」 あたしを見下げる義人の顔が少し曇っている様に感じた。 真っ暗になったグランドにはあたしと義人しかいない。 あたしの言葉を聞いた義人は、ただ黙っているだけ…。 シーンと静まり返る周りは街灯が燈り始め はぁ~。 大きな溜め息を漏らした義人は、 「行くぞ。」 その一言だけを言うと、あたしに背を向け、校門に向かって歩き出す。 なんだか、最近、ますます怒る事が多くなった気がするなぁ…。