そしてついに! 義人パパとのご対面。 あまり眠れなかった重い体を起こす。 義人パパはどんな人なんだろ? 用意をしていると携帯が鳴った。 “義人” 慌ててボタンを押し耳に当てる。 「もしもし!」 「おー。」 「すっごい緊張なんだけど?」 「ハッハッ…。」 笑うなっつうの! 「俺の父さん、すっげーワクワクしてるみたいだぜ!」 「え?」 「娘が出来る!なんて喜んでさー。」 嬉しそうに話す義人の声であたしの緊張が和らぐ。