「すっごい汗。」 髪を掻き上げる義人の前髪が濡れていた。 その仕草が愛しく思えたあたしは義人のほっぺにキスをした。 驚く義人は、耳まで真っ赤にして固まっている。 「…ご、ごめん。」 「謝るなよ…。」 義人がテレてる。 ギュッとしちゃっても良いよね? ギュッ…。 あたしの義人の腰に手を回し抱き付いた。 「お前から、こんな事されたら…止まんないよ?」 「へ?」 そんなつもりではなく…。 と、思った時にはすでに遅かった。