か、カッコ良過ぎる!! 余りに似合い過ぎているスーツ姿に見とれるあたしに、 「そんな、見んじゃねー!」 なんて顔を真っ赤にしている。 「どうぞお上がり下さいねー。」 ってリビングに誘導したあたし。 ソファに座るママの前に義人が座る。 「お茶入れるね!」 キッチンへ向かおうとした瞬間。 「多栄さんと結婚させて下さい!」 頭を下げる姿に心を打たれた。 男らしいその姿が脳裏に焼き付く。 すかさずあたしの胸はドキンと高鳴って鼓動が早くなる。