「あいつとはしゃべるな!」 「義人クンの言ってる意味わかんないよ!!」 あたしは走って屋上を後にした。 教室に戻る気にもならなくって…。 走って来たのは、校舎の裏にある庭に着いていた。 日陰の芝居に座ったあたしは、複雑な気持ちになっていた。 義人クンの気持ちはわかる…。 でも、あたしは…。 あたしは…。 どうすればいいのよ!! 髪をくちゃっと握った。 早く、記憶戻ってよ!! 普通に生活したいよ! 恋人も友達もわかんないのなんて辛いよ!