「わかった…。」 それだけを言い残し病室を去った義人クン。 寂しそうな後ろ姿が目に焼き付いている。 ハァ…。 ベッドに蹲り、大きな溜め息を吐く。 これでいいの…。これで。 義人クンの優しさはたくさん伝わっていたよ。 こんなあたしの側に居てくれてありがとうね。 幸せになって。 いつか、記憶が戻った時…。 あたしにとっても良い思い出だと思うんだ。 あたしの事を好きになってくれて嬉しいよ。 義人クン…。 さよなら…。