こんなもんじゃ済まないって、これ以上何されるのよ? しかも学校だし? 授業中に隠れて二人でこんな所で? キス以上の事なんて無理なんですけど??? 戻ろうと言ったあたしの言葉は無視され… あたしの正面に立ち、腰をグイッと両手でキツく抱き締めて、自分の方へと引き寄せられる。 「ちょっと…」 「文句あんのかよ?」 見上げた先にはあたしを見下ろす義人の綺麗な顔。 いつも偉そうだけど…、この顔には弱いのよね。 なんてーの? ドキンってしちゃうのよね!