静かな教室に響いたあたしの声に二人は振り向いた。 二人の視線が痛い。 俯くあたし。 「加賀君!ごめんっ。」 そう言って頭を下げた。 「そう言う事だから。もう多栄には近寄るな!」 義人が加賀君向かって言う。 加賀君は近くにある椅子に座り込み、 「安村を傷付けたら、容赦なく奪う…。」 「お前は俺から、多栄を奪えない。」 それだけ言うと義人はあたしの腕を掴み教室を出た。 そして、 「何があっても、俺から離れるな!」 強く引っ張られる腕がジンジン痛む。