微妙怪談同好会Ⅱ





「……にゃぁ」






にらみをきかせた門の下には真っ黒な子猫が一匹、必死でドアを閉めていた。







「あぁ…お前だったのか。」







ひょいと黒猫の首をつかんで持ち上げた。






「にゃあ!」







黒猫は抗議をするかのように、はたまた俺を弱虫と罵るかのように一鳴きすると、俺の手をするりと抜けて廊下へ走り出した。








「…っあ!おぃ!待てよ!!」







俺は暗闇の中、黒猫の足音を頼りに廊下を駆けだした。