ぜりー えっぐ ―スマイル リズム―

誰もがうなった、踏ん張った、「う〜・・・!?」、「フ〜、フ〜・・・!?」と声を出した。
ちゃっぽ〜ん、じゃ〜、声に音は、付いて回るもんだった。

通称"WC" トイレだった。 アンモニアやうんこが、槽に仲良く仕事を終えて、溜まっていた。
人間にしてみれば、汚なく臭かった。

でも神様は、優しく見守っていてくれた。
「お疲れ様。 君達を今一度だけ輝かせてあげる。 3・2・1・・・パチッ、指を鳴らす音がする」

一瞬で汚物は、白く!? スケルトン気味!?に成り、輝きを発した。
宝石のようだった。
「きゃっ・・・!?」
「キャッ・・・!?」
シュー、ザー、ザザッ。

透明チックな10センチ位の天使が中空をスケートで滑って来て、空気!?異空間!?にエッジをきかせて白い霧を作ってきゃぴキャピと遊んで楽しんでいるところだった。

アベック!?でイヤ・・・そこらじゅうで何十匹という位の数の子達が霧を創るのに、滑るのに夢中で遊戯をしていた。
霧が出来る一瞬だけ、真ん丸型やハート型や雪の結晶型の虹が楽しめるからだった。

なぜ色々な形の虹が出来るのかが、奇妙で不思議な物があった。
でも次に何が現れるのかも楽しさがあるスポーツの一つだった。

至るところで霧の飾りが創られては、下に消えながら、落ちて行った。
 まるで人間界の冬の雪みたいな感じだった。
 また時々、"ハズレ"があるみたいで、映像がなくパーンと爆竹みたいな大きな音をさせて天使達をビックリ!?させて楽しませてもいた。

"霧の精のいたずら"というわらべっ子の遊び事だった。
遊び時間終わるとまた、パチンッと音が鳴ると共に天使は、消え、霧も消え、結晶が落ちて行き、元の人間の世界に戻った。

 うんこは、植物や果物の肥料の元、大事にしないといけないんだよっ。

与えられたわずかな楽しい時間も大切にしないといけないね。
思いでは、多く創って心に一杯持ち続けようね。
お・わ・り・・・ちゃんちゃん。