「兄さん・・・。」



遠藤さんは少し笑っていた。



隼人も何故か笑っていた。



隼人が遠藤さんの手を引き立たせて上げると、



お互い手を拳骨にして



コンッ



と、触れたんだ。



何だか2人はさっきまでの殴り合いが嘘のように笑っていた。



男の人ってやっぱり分からないな。



「兄さん?」



「なんだ?」



「綾乃をよろしくな!」



「綾乃って呼ぶのは100年早い!」



って遠藤さんの頭に拳骨をした。




これで、良かったの・・・かな?