「綾乃、今から海の所に行くのか!」



「うん。」



「行かせたくない。」



「大丈夫だよ?」



「綾乃・・・。」



そう言って抱きしめる隼人。



「隼人?私ちゃんと断ってくるから。ねっ?」



「うん・・・。じゃあ・・・。」



と言って隼人は私の首筋にキスをした。



「イタッ。」



「お守り。」



「えっ?」




鏡を見ると、私の首筋には赤い跡がくっきりと見えていた・・・。