おれの恋



ばあちゃん家…

言うても、新幹線で3時間もあれば着くけど…



『てか、何でいきなり、そんな話が出て来る訳?』



空を、ばあちゃん家に行かすと言うオカン…



「いきなりじゃないわよ?光も空も、お母さんが何回怒っても聞かなかったじゃない。」



前に言ってた"次はない"って…

こう言う事か…


何故か、妙に納得してもうたし。



『だからって、何もばあちゃん所にやらんでも良くね?オトン、知ってんのかよ?』


「お父さんも賛成してくれてるから、光もそのつもりでいなさい。」



オカンがこう言ってても

空は行かないって言ってるし

いつもみたいに、軽くあしらっとけばいいやって

思ってた。


だって、どう考えたって理不尽すぎるやろ(笑)



『まぁ、頑張れや!笑』


オカンの肩をポンポンと叩き

自分の部屋に戻った




ベッドに腰をかけ、携帯を手に取ると

空にメールをする



《行かんよな…?》


"送信"





.