おれの恋



泣きながら、ゆっくりと口を開いた空…



『…………。』



次から次へと

良くも、まぁ…こんだけ問題がおきるこっちゃ…



「嫌やー…」


そう言って、また泣き出した…



とりあえず、空の話を聞いただけじゃ

何とも言えないから…話し合いは家に帰ってから。



それよりも、今ここで泣いてる空をどうするかが重要



『空♪帰ってから話しよ?大丈夫だから泣かないの!』


首を縦に振り、服の袖で涙を拭いた




"大丈夫"


そう言ったけど、ほんまに大丈夫なのか分からない…



『そーら♪手繋ご!』


「うん…。」


空の、冷えた指先が気持ちいい



『そーだ!プリン買いに行く!?』


気の聞いた台詞の一つも言えない俺…


(だっさー…あはは…)



「行かない。てか、帰る」


立ち上がり、一人で先に歩き出した空






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