おれの恋




走って、前にいた公園に行くと

前と同じ場所に座ってる空。



(ここしか来るとこ…ないんかな…?笑)



でも、遠目から見えた空は

何となく…いつもと違う…



『空!!!!』


「来るの早いなぁ(笑)」


『ほんまに…心配ばっかかけさせて!!寿命縮むがな!!何個、命あっても足りん!!!!』


目をパチパチとさせた後
ゆっくりを俯く空…


「ごめん…」


やっぱり、ちょっとってか…だいぶおかしい…



心配になった俺は

ベンチに座る空の前にかがみ、下から顔を覗くと…



『え……えぇー!!!!空?どうしたん!?何で泣いてんの!?』



空の大きな目からから涙がポロポロと出ていた…


親指で、涙を拭うけど…次から次へと溢れてくる。



『そーら!泣くほど悲しい事あったんかぁ?言ってみろ!』





「あ…あのさー……」






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