おれの恋




父「お〜オカンが話あるみたいやからな〜。空は?」



あれ?空が来ない…


『見てくる…』




玄関に行くと、サンダルを履いたまま

さっきの場所で眠ってる空…



『空〜起きろ!こんな所で寝るな!』


「はぁ〜い…ムニャムニャ…」


返事はするんやけど…動く気配がない(笑)


(困った…。)



サンダルを脱がせ、肩を抱き部屋まで連れて行った。



『危ないから!足元、気をつけて!』


普段は何気なく上り下りしてる、短い階段も

凄い長く感じる…



寝ぼけてるのか、酔っ払ってるのか

分からないけど…千鳥足の空。



やっとの思いで部屋に着き

ベッドに寝かせると

思わず、ため息がこぼれた…



『はぁー…』


空の手を握ると…手の平に冷たいものが当たる。



こんな、ただの銀の輪っか一つで

人間の心を縛り付けられるんやから

凄いよな〜…。






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