『はぁー…ここで電話したらいいのに…』
そう思うと少し、不機嫌になった…
やけど、首にかけられたネックレスを見て
今度はニヤける…
『単純すぎる…笑』
ピロロロロ〜〜♪
今度は俺の携帯が鳴る
━着信*オカン━
『はいよ〜?』
「あ、光?帰って来るの遅いん?」
『ん?まだ外おる〜』
そう言ったら、一瞬で声のトーンが落ちた
「空も一緒?」
『うん。何で?』
「帰って来たら大事な話があるから。」
大事な話…?
空の名前が出て来たって事は
また良からぬ気配…。
「それだけやから、早く帰ってらっしゃい。」
電話が切れて、俺の中は不安で一杯になる…
わざわざ電話して来るくらいやで?
対した話じゃないって事はないやろ…
『はぁー…』
「なーに、ため息ついてんの〜?」
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