おれの恋




『訳分からんこと言ってないで…ほら!寝んで?』


空「寝えへんもん!」



こんなに騒いでて…オトンが起きて来たら

もっと、ややこしい事になる…。

うちのオトンは、絵に書いた様な《頑固親父》

やから、ここは穏便に済ませたい…



オカンの方を見ると…ため息を付いて

頭をかかえてる



母「お母さん、もう知らない。後は任せたわ。お休み」


バタン…



リビングのドアの、閉まる音が虚しく響く…



こう言う時だけ任せたとか!!

都合のいい親やな…



『姉ちゃん?』


「そーら!!」


『分かった。空?とりあえず落ち着こう!オトン起きたら怒られんで!』



まるで、小さい子に言い聞かせる親!

みたいな気分…笑




冷蔵庫からミネラルウォーターを取って来て
空の前に出した。


『はい!飲んで!』





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