おれの恋




たった一本のビールで、いい年こいた姉弟が喧嘩って…笑



てか…さっきから、やたらと背中に視線を感じる。

振り向くと…母親と目があった。



(これは…また始まるかも…)

そう思った俺は

オカンに聞こえない様に

そっと、空に耳打ちした



『先、自分の部屋に戻ってろ。後でメールするから。』


何も言わんと、首を縦にふり返事をして来た。






「さぁ〜てと、そろそろ寝よ〜。お先〜♪」

何食わぬ顔をしてリビングを出る空。



空がリビングを出てから思い出したけど…

メールするって…出来んやん!!!!



(俺…何、早まった事したんや…!)


今更、言った所で…後悔先に立たず。



どうしょうか考えてる内に《睡魔》が襲って来た…



『俺も寝よ〜。お休み〜』


そう言って、立ち上がったら…



「待ちなさい!」


オカンの声が聞こえた



『何?眠いんやけど。』




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