おれの恋




家につき、風呂に直行する。


浴室のドアを開け、中に入ると…
まだ、熱を持ったままの室内


(さっきまで…空が入ってたんや…)

そう思ったら…いけない気分になる。



変な事を考えてしまった事に

罪悪感を感じる心と…

そんな心とは裏腹に、正直な体…



『はぁー…。ここまで来たら…重症やな』

結局、俺も…ただの男って事。


そんな気分を誤魔化したくて

頭から熱いシャワーを被る。



〜数十分後〜



『さぁ〜て…あがろ。』


風呂から出る頃には、完璧に酔いは冷めていた。


リビングに戻ると、ソファーに腰をかけ

毎度の事ながら、一人晩酌をしてる空。


隣に座り、勝手にビールを一本 手に取る


「あぁ〜!!!未成年が何してんのよ!!!笑」


『良く言うわ!!自分だって、高校の時から酒飲んでたがな!!笑』


「それとこれとは話が別!!」



何処が別なんや(笑)

きっと、一本でも酒が減るのが嫌なんだと思う。



『ケチ!!一本くらいええやんか!!』





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