おれの恋



『こちらこそ!それじゃ、お休み〜』


背を向けて、家までの道のりを歩く。



ふと、空を見上げてみた…

柄にもなくさ(笑)



『きれー…』


今日は珍しく、星が沢山みえる。




良く《女なんて星の数ほどいる》って

言うけど…


いや…実際、男も女も星の数ほどいるけど

何で、わざわざ叶わない人を選んでまうんやろなー…?



沢山の人がいて、色んな人と出逢って

恋なんかして…

そうやって、みんな生きてくんやろ…



ちょっと、憧れるな〜





『俺…きもっ(笑)』


満天の星空が、俺をシンミリさせた。




ひんやりした空気が、酒で火照った体を冷やしてくれて
気持ちいい…





家の前の道を歩いていると

俺の視界に家が入って来て


『ん…!?』



家の前に…誰かおる…




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