「そうやな〜…微妙(笑)俺、真面目に空ちゃんがいい!光〜頼むから、仲取り持って〜」
こいつ…ほんまに空空うるさいな…!
『じゃあ、何で合コンやりたいなんて言うんだよ!!笑』
「だって〜。」
そう言って、口を膨らます貴史…
『きもい。てか〜帰ってもいい?』
「き、きもいって!そうやな〜そろそろ出るか。帰ったら空ちゃんに電話しよ♪」
俺の頭に浮かんだ一言…
《殺意》これだけ。
空の事になると、友達ですら
《敵》に思えてくる…
そして、そんな自分自身にも
呆れかえる。
女の子たちが戻って来て、出ようと提案する貴史。
会計を済まして、外に出ると…
何故か2人一組に分かれていた。
「俺、マヤちゃん送って帰るから〜光、先に帰っていいで〜」
『おう!また連絡するわ!』
やっと帰れる…。
みんなと分かれ、駅に向かって歩き出すと
後ろから声が聞こえて来た
「光君!」
ん!?
振り返ると、沙耶が立ってる
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