おれの恋



声が聞こえて来た方を見ると

さっきまで、俺の前に座ってた女が隣に…


〈あたし、マヤ!よろしく♪〉

そう言って、指輪やブレスレットが
ジャラジャラ付いた手を出して来た



『あ…うん。よろしく』


〈彼女いるん?〉


『いないけど?』



てか、彼女いようがいなかろうが
関係なくね?



〈そうなんや♪彼女いるのかと思った!〉


『あはは。』


つまんねー…




俺の隣に座るマヤは…喋りっぱなし!

もちろん、話なんか聞いてない。

ただ、『うんうん』って返事してるだけ




しかし…香水の匂い…キツすぎる

何か、気分悪くなって来た…



そんな俺を見てか分からないけど
貴史が話かけて来た


「光〜!トイレついて来て♪」


『おいおい。一人で行けねえのかよ?仕方ねえな〜』


そう言って立ち上がったけど

内心、貴史に感謝さえした…



てか、野郎2人でトイレって…!!



「めっちゃ嫌そうな顔してたで?笑」




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