駅前につき、辺りを見渡す
『あ……いた……』
夢で見たのと同じ。
会わない間に伸びた
腰までの長い髪……
今でも…今でも、俺を思ってくれてるから
伸ばしてるんやろ!?
なんて、俺の都合の良い解釈…?
ほら…、踏み出す時が来たで?
ここで逃げるなんてダサい事はするなよな。
『空ーー!!!!!!』
歩く足を止め、ゆっくりと振り返る空は
俺が追いかけて来る事を“分かってた”と言わんばかりの
笑顔やったーー。
距離にしたら50メートルくらい?
空までの距離を徐々に縮めて行く…
「遅いよ?」
って、可愛い顔をして俺を急かす。
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