おれの恋



椅子に座ったままの俺の前に立ち

俺を見下ろす様に、空が言う…



「今日は…何でも言うこと聞いてくれるんやろ?」


『いいよ。』



空の顔が、ゆっくりと近づいて

わざとなのか…そう言う服なのか分からないけど

はだけた胸元に目が行き…



『目のやり場に困るんやけど?』なんて、思わず本音が出て


「光の好きそうな服にしてみたんやけど…可愛い?」


『可愛い。』


「知ってる。光と姉弟やもん」とか、意味の分からない事を言い出し



……唇を落として来た



「好き…」


『うん。』



いきなり…抱き付いて来て

俺の耳元で「もう、無理…」って、そう言って

いきなり離れたかと思うと

荷物を持ち、勢い良く腕を引っ張られ


「出んで!!」と一言。







会計をして、店を後にする時も

ずっと腕を引っ張られてる俺…


何が何だかサッパリ分からず。



やけど、周りから見たら…何て情けない姿やろう…。


女に引っ張られる男の姿。


俺が見てる側なら、間違いなく笑う








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