茜父「空さんは、お酒飲めるんですか?」


空「はい。少しなら…」


少しって…嘘つき(笑)


笑いたいのを、必死に堪える俺。

ふと、空と目が会うと…空も笑いを堪えていた




茜父「茜と光君の門でを祝って、みんなで乾杯しましょう!」



『「乾杯!」』



普段、酒を飲まないオトンやオカンまで飲んでるのを見て、上機嫌なのが良く分かる…


心の中で…溜め息をついたー…。





飲み始めて1時間くらいした頃

酔っ払った茜の父親が…良く分からない事を言う…



茜父「光君と空さん!ちょっと、こっちに来て並んで立ってもらえないかな?」


『はぁ…?』
「はぁ…?」


空と、声が被る



それより、言ってる意味が…良く理解できひん…。


とりあえず…言われた通り、近くに立つ…姉弟2人。



空「これが何か?」


不機嫌そうに、怠そうに喋る空。



茜父「いや〜姉弟って立ち姿まで似るねんな〜!2人共、背が高いから並んで歩いたらお似合いですな!!」


俺には、この酔っ払ったオッサンのしたい事が分からない。

きっと、空も俺と同じ事を思ってると思う。







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