おれの恋



その場を離れ、少ししたら


「あぁ〜腹立つ!光も何で怒らんのや!?」


ご立腹の空…



『ゴメン…』


てか…他人相手に、ここまで不愉快になるなんて
俺からしたら珍しい…って、感心してる場合じゃない。



「怒ったら喉乾いた!喫茶店はいろ〜」


『せやな。』



近くの喫茶店に入り一息ついた…



『都会って色んな奴おるんやな〜。若干引いた…』


「そんなこと言って、あたしがおらんかったら着いて行ったんちゃうの!?可愛かったしね〜あの子」


『そんな事ないです…ほんまにスミマセン…』


こんな姿、知ってる人に見られたら
良い笑いもの…

想像しただけで、寒気が走る。



「冗談♪光、めちゃくちゃ顔引きつってたで(笑)」


『そんなに?』


「うん。男前が台無し!笑」


『あはは…』


「てか、プレゼ…ン…ト……って、あぁーーー!!!」


いきなり大声をあげるから、一瞬にして注目の的になる…



『な…なに!?』


無言のまま、差し出して来た手には…

綺麗にラッピングされてたであろう小さな箱が、少しだけ原型を留めて…潰れている…



『ぷ…』


申し訳なさそうな顔をする空が余りにも可愛くて、思わず笑ってもうた


「力み過ぎたみたい…」




もう…可愛いでしょ?

って、誰に言ってるんやろな(笑)






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