おれの恋




「離せって言うてるやろ?てか、もう行こー」


女「アナタも、こんなブスと一緒で大変ね(笑)」



ブス?誰が?空の事か?



『はぁー…、お前さ〜自分の顔見た事あんのか?(笑)どっちがブスだよ〜。笑』



基本的に、綺麗とかブスとか

そう言う単語で女の人を

思ったり分けたりしないけど

空の事になると、そんな事さえ

どうでも良くなる。



女「ひどい〜」


無理矢理、腕を振ると…反動で女が尻餅をついた



「ざまーみろ(笑)」

そう言う空の声が…さっきよりも更にワントーン低くなってる



女「痛いー!突き飛ばす事ないじゃない!てか〜、良く見たら…あなた達ソックリ(笑)キョウダイ?手なんか握っちゃって気持ちわる〜」


口の角を軽く上げて、下から見上げる様に言う



またか…。もう、ほんまに聞き飽きたんやって…


姉弟が一緒にいるだけで、何処が気持ち悪いんや?



「で?言いたい事それだけ?もう行っても構へんかな?」


女「妹より、あたしの方が良い事できるのに♪」


ここまで来ると、逆に尊敬する…

良い事って…頭おかしいんかな?笑



「残念。妹じゃなくて姉なんやけど?(笑)アンタみたいな女、光が相手にする訳ないやろ?気付けや。って事で、じゃあね♪光!!行くで」


『はい…。』



俺って、こんな時でも役立たず…。






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