「一人?」
『はぁ…違いますけど?』
「良かったらアドレス教えて!」
いやいや…人の話、聞いてないんか?
しかも、いきなりアドレス教えてって言われても…。
『…………。』
面倒くさそうやから、無視してると…
俺の服を引っ張って来た
『ちょ、やめろや』
「ダメなの?」
『無理。』
「何でぇ〜?」
都会の女の人って怖い…とか
ふざけた事を思ってたら
「光?」
『空!!!』
会計を済ませた空が戻って来て
これで諦めてくれるかな?って思ったけど
一向に、手を離す気配がない…
女「えぇー女連れー…」
「早く、離してくれん?ってか、他当たって?」
空の、顔は笑ってるのに声が笑ってない…
女「いやー」
めんどくせえー…
無理やり離そうとしたら
ガッチリ腕を掴まれ
女「こんな子より、あたしとデートしよ♪」
『ふざけんなよ。早く離せって』
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