当たるか当たらないか位のキス…
分かってて、わざとやって来るんやか?
もう…男のクセに、さっきから俺の心臓ドクドクしっぱなしや…。
ーー…………
━翌朝━
「あんた達〜起きなさい!!」
『ん…おはよ……』
「空ー!!起きなさいって!!」
さすが、オカンの母親…
朝から元気な所なんて、ほんまにソックリ。
寝ぼけた頭に、ばあちゃんの大声は…鬱陶しいくらい…
『空〜起きや!!』
思いっきり空の体を揺らしてみるけど
目覚めが悪いのは、相変わらずみたい
「うーん…うるさい…」
布団を頭から被り、全くもって起きる気配がない…
諦めて、居間に行き煙草を吸っていると
バタン!!!
勢い良くドアが開かれて
そこには、散々揺すっても起きなかった空の姿が…
『おはよ!』
「光!!!!!!」
さすが、あのオカンの娘…
親子代々、ほんまに朝から元気良すぎ!!
『な、なに…?』
あまりの大声に、心なしか引き気味になる
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