おれの恋



「だから知らんて!携帯にかけたらええやん。切んで?」


ガチャ!


力任せに受話器を置く空



「はぁ〜、やかましいったらありゃしない。」



ポケットから携帯を取り出し、電源を入れ様としたら…



「アカン!!」

って、携帯を取り上げられる



『へっ?』


「今日は携帯触ったらダメ…」


そう言って、俺の持って来た鞄の中に携帯を放り投げた…



『分かった。触らない!』


どっちみち、電源を入れた所で
着信の嵐やろうし。



『さ〜て、寝よー』


「あたしも〜」



無駄に広い居間で、何故か隣に来る空…



『まずいって!ばあちゃん帰って来たらどうすんねん!!』


「平気やって!お休み〜」



心臓がうるさくて…逆に寝れない…



「スースー……」


『寝るの早いって…。笑』




空の寝顔を見てると


"俺、何してんねやろ?ってか…どうしたいんやろ?"


って、そんな気分になる。








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