おれの恋




『久しぶり!いきなり来てゴメンな。』


「ななな何でいんの!?」


いきなり現れた俺に、相当ビックリしたのか

噛み噛みなばあちゃん。





「2年ぶり位?てか、入りなよ!!」


『そん位やな〜。あ、お邪魔します』



家の中に入り、椅子に座る。


昔と全然変わってない、ばあちゃん家は

懐かしささえ込み上げて来る。



『空は?』


「呼んで来るから待ってて!」



焦ってるのか分からないけど…

ドタバタと走って出て行った。



『元気やな〜。』






てか…ここまで来て、会いたくないとか言われたら

どうしよう?なんて思いながら、空が来るのを待つ。



『はぁー…緊張して胃痛い…』



そんなこんなで、5分くらいしたら

階段をバタバタと駈け降りる音が聞こえて来た…



ガチャ……



(きた……)









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