「他にも入ってるで〜♪聞きたいのある?」
『うぅん。今のままでいい』
何か…時間の流れが穏やかに感じる。
空が、俺の手を触って来て…握り返すと
「危ないで」って笑うから、渋々離した。
「くく…」
イヤホンが付いてない、もう片方の耳から
空の声じゃない笑い声が聞こえて来た。
『起きとんのか!!』
「邪魔しちゃ悪いと思って、寝たフリしてた(笑)」
「絶対そうだと思った〜。笑」
えぇー…俺、本気で寝てると思ってた…。
『うぜぇ!!笑』
余計なこと喋らなくて良かったー!!
丸聞こえやったら恥ずかしいし。笑
貴史ん家の前で、車を降りて
『今日は…ありがと…』
「いえいえ。こん位しか出来んし…まぁ、頑張れよ!空ちゃんも。」
「次に会うの…式やな。今日はありがとう。お休み」
そう言って別れた
家までの道のりを、空と手を繋いで歩いた。
静寂に包まれ、俺達の足音しか聞こえないこの道は…永遠に続いてる様な気がして、自分の未来が霞んで見えない。
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