おれの恋




「あはははは〜。貴史〜酔ったんか〜?」


お腹を抱えて笑う空と、そんな空の姿を見て笑う貴史。


心なしか、複雑な気持ちなる…。



「告白大会!!次、光の番♪」


『アホや。一人でやってろや!笑』


こう言った俺にブツブツ文句を言う貴史。



言い返してやりたいけど、今こうやって

俺の隣に空がいるのは…貴史のおかげ。

そう思うと、途中まで出掛かった言葉を

再び飲み込んだ。



『きれー…』


柄にもなく、目の前の景色に

本音がこぼれた…



"女なんて星の数ほどいる" って言うけどさ…


こんなに沢山の人がいるのに

何で空じゃないとダメなんやろ?



(俺…きもい…)


何、ロマンチックな事…思ってんねん。笑



「貴史〜ビールないよ!!」


「えっ?あんなに買うたんに…もうないん?」


空の足元には、ビールの空き缶達が
ビニール袋に無造作に入れられている。



「た・か・し」


「はい…?」



まさか…まだ飲み足りないとか…?









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