そんなこんなで、無事に六甲山の頂上につき
近くのベンチに腰をかける。
『さむ……』
8月って言っても、夜の山は寒い。
「って言うか、カップルだらけ!!」
わざと大声で話す貴史。
『恥ずかしい野郎やな…』
「貴史〜ビールは〜?」
別に、こんな所で飲まんでもいいんじゃないん?
だって、目の前に広がる夜景じゃなくて
近くにあるビールに向かって、熱い視線を送っている。
「ぷはー!うまい♪てかさ〜てかさ〜今度は大和達も誘おうよ!!」
「せやな♪呼んだら良かったなぁ〜」
"今回はパス"
とか言ってたクセに、良く言うわ。
それから、少ししたら…
隣に座る貴史が、いきなり立ち上がり
目の前の夜景に向かって叫びだした…
「空ちゃ〜ん!!大好き〜〜」って。
「はぁ!?」
素でビックリしている空。
ってか、周りの視線が痛い…
『お前…ほんまに恥ずかしいな!』
近くにいるカップルの笑い声が聞こえてきた…
『笑われてるがな!酔うなら酒飲むな!』
良く考えたら…俺も記憶なくなるくらい
飲んだんだけどね。笑
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