おれの恋



「こんな事しか出来なくて…ごめんな?」


『え…!?さっきから何の話してるん?てか、ほんまに何処行くんだよ!?』



それだけ言うと、一言も口を開かなくなった…。

静まり返った車内は…居心地が悪い。








「はい、着いた。降りて!」



何処に着いたかと思えば…

駅前のパーキング。



「行くで〜!!」


すっかり貴史のペースにハマっている俺…。



『お前、変なもんでも食ったんか…?』


「光くん、失礼ですよ!?笑」



あ…このキモイ所は変わらないんやな。笑





「ここ!!」



着いた場所は…何回も来た事がある


"カラオケ"



『嫌じゃ!!何が悲しくて、野郎2人でカラオケなんか入らなアカンねん!!違う所にすんぞ〜』


「一生のお願い!!」


顔の前に手を合わせてお願いしてくるから…

何となく、断りずらい雰囲気になって

仕方なく中に入る。



「受付して来るから、ここで待ってて!」




『はぁー…。疲れる…』






.