おれの恋




「それも問題ありません♪」


問題あるだろ…

てか、俺の知らない所で
何処まで話が進んでるんや…?



『ごめん…ほんまに理解できひん。』


「お家に帰って、お母様と話してみて下さい!今日は会ってもらえて嬉しかったです♪ありがとうございます。」


そう言って笑う顔が、上品で腹立たしい…。


そもそも、そんな簡単に言う話なのか?

ウチ…何もない、ただの一般家庭やで?

それに、ただの大学生なのに何で俺…?



『ごめん…。先に帰ります。』


伝票を手に席を立ち、お金を払い

家までの道のりを早足で歩く。





バタン!!!!!!!


リビングのドアを力一杯あけて

キッチンに立つオカンの元に行く。



『おい、ババア!!!!何がしたいねん!?納得いく様に説明しろや!!!!!』


「お帰り♪デートどうやった?」


デート?てか、会うって言ってないのに

全部、筒抜けかよ…。



『そんな事より結婚って何だよ?何、勝手に盛り上がってんねん!!俺は、そんなもんしないからな。』


体中が震えているのが良く分かる…


「聞いた通りよ。お母さんの事、安心させてよ…光…。」


『安心?何か不安な事でもあるんかよ?あぁ?何が気に入らんのや?』


落ち着け。落ち着け。って一生懸命、言い聞かせ
普通に聞いてみた…








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