『帰ったら風呂入ろうぜ！』
沈黙が嫌で、どうでもいい話をする
「………。」
『ん？どうしたぁ？』
「あ、あのさー…ﾓｿﾞﾓｿﾞ…」
『何て？聞こえん！』
ﾓｿﾞﾓｿﾞ喋るから、最後が聞き取れん…
「だから、その…帰りたくないの！！」
『そっかそっか！！かえ…りー…えぇ！！！！！！』
帰りたくないって…！！
内心は、心臓バクバクなのに
精一杯クールを装う
『なんで？帰らないって、どうするん？』
「あたし帰らないから、光は先に帰り〜や！」
空を残して帰れないし…
うーん…どうしよ？
『よし!!ほな、俺も帰らない♪』
「無理に付き合ってくれなくていいし！」
『誰かさん一人にしたら心配で寿命縮まるから、お供いたします(笑)』
とか言って、一緒にいたいくせに
俺も素直じゃないな〜…。
「ありがとうございます…」
あれま…妙に素直やし(笑)
絶対、反発すると思ったんやけど！
『いえいえ♪どこ行きます？』
「二人で出掛けるの久々やな！めっちゃ嬉しい！あたし、腹減った♪」
可愛いこと言って…
俺の心臓、大騒ぎ。
(心臓よ…頼むから静かにしてくれ！)
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