『あれ…まだ来てないんかー。』
家から駅まで、徒歩10分もかからない距離、
そろそろ来てもいいと思うんやけど…。
前回と同様に噴水の前で待つ俺
相変わらず居心地が悪い…
(いちゃつくなら余所でやれっちゅーの!)
『はぁー…』
俯いた先に、空から預かった指輪が見えた。
心の何処かで
"冗談だよ♪行く訳ないやん!!"
そう言ってくれるのを期待してた。
だけど、これがここにあるって事は
現実なんやな…って、嫌でも思い知らされる。
『ん…?』
指輪の内側に何か彫ってある…
まぁ、名前とか彫ってあっても不思議じゃないけど。
目を凝らして、文字を見てみた…
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