おれの恋




「ありがとうございました〜」



小さな袋を手に、店を後にする。



やっとの思いで決まり、昨日まで悩んでたのが
嘘の様に、気分はスッキリ!!笑



(あぁ〜、単純やな〜俺。笑)


今なら、何をされても笑って許せそう♪








やけど


この時の俺は浮かれてて忘れてたんや…。


良く分かってるはずやのに。




"一難去って、また一難"




この言葉をさー…。








━その日の晩━



いつも通り、俺の部屋で寝る準備をする空。



『なあなあ〜明後日の空の誕生日、仕事終わった後ご飯食べに行かん?』


「え?誕生日、祝ってくれるん!?あっ…でも、その日はアカンは…」



"ほんまに〜?やったー♪"


こうやって言うだろうって思ってた俺は

予想外の返事に戸惑う…






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