おれの恋



悩んでる時って、時間が経つのが早くて

あっという間に、空の誕生日目前…





バイトが終わり、とある場所に向かう。




表から店の中を覗くと

女の子やらカップルで賑わう店内。


(恥ずかしい…)



男一人で、店に入る勇気が中々でなくて

15分くらい、店の前を行ったり来たり…



端から見たら、逆に怪しい…


(よし!!入ろ…)



大学の女の子に場所を聞いて、初めて来た

若い子向けのアクセサリーショップ。




お店の中を一通り見て回ると

あるピアスに目が行った


シルバーのハートの形に
小さな薄いピンクのストーンがついたピアス。


めちゃくちゃシンプルなんやけど

"ピンッ"と来て

悩む事なく (これ!!)って思った。



『あの〜、これ下さい…』


直ぐ側にいた店員に、ピアスを指して言う。



「こちらですね?プレゼント用ですか?」

ニコニコ愛想良く笑う店員…


男が一人でこんな所に来て
プレゼントじゃなかったら何なんやろ?笑






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