「時間くれって言われたからさ〜まだ分からん」
『お前、優しいな…。』
「優しくねえよ。今日だって、貴史関係ないのに会いたくなくて呼ばなかったんやし…。てか、愚痴っぽくなって悪い。」
『いや…いいけど…』
きっと、友情と愛情の狭間で苦しんでるはず…
そう思ったら、隣で俯いてる大和の姿が
切なくてたまらんかった…。
「そろそろ帰りますか〜」
『そうだな。』
お金を払い、外に出ると
家に向かって歩き出す
「結構飲んだな〜」
『お前だけな(笑)』
若干、酒臭い気もするけど。
「それじゃ、今日はありがとな!!また連絡するわ〜」
『おぅ!頑張れよ。』
大和と別れて、家までの道のりを
早足で歩いた
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